| Q君; | A君とこで、21年度の将来負担比率とか出してたけど、それってなんだっけ? |
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| A君; | ざっくり言うと、市が将来に渡って負担すべきいろいろな債務の総額、いわゆる将来負担額を、市税見込み額などを基にした標準財政規模で割った比率なんだ。 |
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| Q君; | ちょっと前にはなかったよね? |
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| A君; | 北海道の夕張市が、債務隠しの不適切な経理がもとで財政破綻したのをきっかけに、19年の財政健全化法で新しい判断指標が作られたんだ。その一つが将来負担比率で、この数値が一定水準以上に悪くなると、早期の健全化や再生が義務づけられることになる。掛川市の21年度の将来負担率は、130.3%になった。 |
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| Q君; | それって、だいぶ高いんだろ? |
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| A君; | 21年度末の市の将来負担額は、20年度末の907億円から28億円も減って、879億円になったんだけども、比率を計算するとき差し引かれる貯金などが減ったことや、分母となる標準財政規模が小さくなったことなどで、比率は去年の132.7%と比べちょっとしか低くならなかったんだ。 20年度の比率は、県内37市町の中で悪い方から4番目だった。かなり厳しいよな。まだ他の市町の数値がわからないけど、今年も同じ位の順位じゃないかと思う。 |
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| Q君; | 分子となる将来負担額が減るといいんだろ。何で掛川市は負担額が多いんだ? |
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| A君; | 将来負担額879億円の約半分、472億円が一般会計の借り入れ金の残高で、小中学校や道路など公共施設の整備のための財源として活用してきた。掛川市は、市の面積が広く、集落が散在して施設もたくさん必要で、整備にもお金がかかったんだ。それと、大井川からの飲料水確保のための借り入れも多くなった。 ほかに、下水道事業などへの繰り出し額が192億円、農業基盤整備や社会福祉施設整備などのための債務負担行為額が88億円。これらもかなりの額になっている。 |
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| Q君; | 市の債務を、10年間で100億円減らすってことだけど? |
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| A君; | この10年間で100億円減らすとなると、なかなかたいへんだよ。25年4月開院の新病院建設事業や下水道事業などによる負担額の増加を飲み込んだ上で、減らしていかなければならないんだから。期間中の債務の返済と借り入れなど、計画的に、全体を見据えた収支バランスの確保が必要だ。 |
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| Q君; | 今後の将来負担比率はどうなりそう? 再建団体なんてことないよね? |
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| A君; | 早期健全化を求められる基準値は350%で、20年度の決算でこれを超えたのは全国で3市町だけだ。中でも再建団体となった夕張市の将来負担比率は1,164.0%と驚異的な数値だった。でも、数値は常に意識して注意してなくちゃいけない。 掛川市の将来負担比率なんだけど、中長期的な見通しでは、新病院開院の25年度頃に150~160%台まで高くなり、その後は徐々に低くなって31年度までには120%台に回復すると見込まれている。 数値の高低は、将来負担額の増減によるところが大きいわけだけど、一方で、標準財政規模の大きさにも大きく影響されるものだから、債務残高の削減努力とともに、安定的かつ持続的な税収の確保・増収のための施策も大切になるんだ。 |