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掛川寸感ホットページ

 
第253回
(2010年3月5日)
 
掛川市役所 IT政策課 情報化推進係電話: 0537-21-1341E-mail: joho@city.kakegawa.shizuoka.jp

掛川市南消防署長 萩田 龍雄

「防災技術を高める」

 消防署の仕事は? 皆さんは何を一番に連想されますか。平成21年、掛川管内で3,335件の出動を数える救急出場は毎日毎日どこかで耳にするピーポー、ピーポーの音と共にその時間や方向により、多くの方が一瞬家族の安否を危惧することと思います。                                                                                                                  
写真 小学校での消防総合訓練
【小学校での消防総合訓練】
 そして、いろいろなメディアを通じて毎日のように報道される火災等による死傷者は後を絶たず、その状況は大変痛ましく、とても悲しく、悲惨な現実ですその火災も掛川管内で平成21年は79件発生しています。
 救急出動や火災等の出動は市民の方が一番目にする消防署の仕事です。
 このような現場に対応していく消防署職員の教育は6ヶ月間の初任科教育から始まります。警防科、特殊災害科、予防査察科、危険物科、火災調査科、救急科、救助科その後、初級・中級・上級幹部科を経て、その他の専門教育を受けて一人前になります。
 南消防署管内は原子力発電所の近隣ですので、原子力防災の研修も必要となります。
 原子力防災の救護所・緊急被ばく医療緊急時対応緊急時の広報など全職員が順次研修しています。 
 また、全国の原子力発電所所在地での現地研修は職員の原子力防災に対する意識を見直す機会となっています。
写真 被ばく医療研修
【被ばく医療研修】
 消防署での、災害発生の初動は市民の皆さんの通報により始まります。通報者は気が動転し、日頃よく分かっているはずの、現場の住所や目印、自分の名前さえ言葉に出来ない状況になる場合もあるのです。
写真 毒劇物対応訓練
【毒劇物対応訓練】
 119番を受信する通信指令員は、通報者を落ち着かせ短時間で詳細を聞き出し、迅速に消防車や救急車を出動させ、現場へ到着させることは勿論ですが、到着までに、隊員が情報を掌握して現場に入らなければなりません。
 災害規模によっては被災者や隊員の命までも左右しかねず指令員の役割は重要で、このように災害時の通報だけを想定しても究極の非日常です。
 日頃の訓練がどれほど大切か、災害で対するのは人間であり、自然であり、灼熱の炎であり、多量の煙や水であり、種々の性質の異なる薬剤やガスなど、いろいろな事が考えられます。
 訓練を積み重ね各関係機関と連携していく事が、安全に負傷者を救助し、救命率も高めて損害をできる限り少なくする事につながっていきます。
 毎年実施される消防総合訓練が21年度は市内の小学校を会場に実施されました。地震発生による校内で火災や、有毒ガスの発生などにより負傷者が多数出たことを想定し、県消防防災ヘリコプター、ドクターヘリ、消防・救急車が連携し行われ小学校の児童達も真剣に取り組んで防災の心構えを学んでくれたことと思います。
写真 ドクタ-ヘリとの合同訓練
【ドクタ-ヘリとの合同訓練】
 災害は決して有ってはならないことですが、発生した場合を考え日頃、様々な訓練を重ね被害が最小限となることを願っています。
 
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